中小企業と大企業と零細企業の違い

-　詳しい解説　-

中小企業とは経営規模が中程度以下の企業のことをさす。中小企業基本法でサービス業、卸売業、工業などそれぞれ産業別に資本金や従業員の数の上限が定められている。
中小企業のメリットは税制の面で優遇されている点などである。このためにあえて減資を行い中小企業になる会社もある。
一方、零細企業とは中小企業の中でも特に経営規模の小さい、個人経営に近い企業をさす。ただし明確に限度は定められていない。

大企業とは中小企業の基準を上回る規模を持つ企業のことで、大手企業や有名企業とも呼ばれる。法律では大企業の定義はないので、一般に中小企業基本法に定められた中小企業の定義に当てはまらないものを大企業としている。
大企業の特徴は組織が大規模で、資金的にも人材的にも資本が豊富であること、またそれらの財を大量に供給することができることである。また大企業は強い資金力と市場支配力を持っており、消費のあり方を含め、産業界に対して強い影響を持つ。