高波と津波の違い
- 概要 -
高波は、海面上で強風が吹くほど、波が高くなる。海表面の波が風によって高くなるだけなので、海中は何の変化もない。津波は、海の沖合の海底を震源とする地震が発生したとき、海底が隆起・陥没することにより、その上にある海水が盛り上がり、同心円状にその海水の動きが広がっていく。
- 詳しい解説 -
高波と津波は、ともに波の動きを表わす気象用語であるが、発生のメカニズムが異なる。
高波は、海面上で強風が吹くほど、波が高くなる。海表面の波が風によって高くなるだけなので、海中は何の変化もない。冬季の日本海側では波が荒いことが多いが、シベリア高気圧がもたらす強い季節風によるものである。気象庁では、この波の高さを観測して平均値を算出し、それをもとに高波による被害が発生するおそれのある場合に「波浪警報」「波浪注意報」を発令している。
津波は、海の沖合の海底を震源とする地震が発生したとき、海底が隆起・陥没することにより、その上にある海水が盛り上がり、同心円状にその海水の動きが広がっていく。その動きは一回だけではなく、複数回にわたって波が発生するので、陸地が近い場合は数回にわたって津波が押し寄せる。津波は、海底からまるごと海水が動くので、一旦引き潮が発生し、沖合いで盛り上がって陸地へ押し寄せて、引くため、相当な引力があり、家屋を破壊するエネルギーがある。
この世には似て非なるものがたくさんあります。例えば「罰金と反則金」、「おかゆとおじや」、「寄付と募金」、「ウイルスと細菌」、「薄口醤油と濃口醤油」などなど。この2つの違いって一体何?と聞かれて、あなたは自信を持って即答できるでしょうか?きっときちんと答えれる人はごくわずかでしょう。知らなくても困らないけど、わかるとすっきりするよく似た2つの用語や物を、このサイトでは500個以上集めて詳しく解説しています。ちなみに集めた500個以上のネタはネット上でよく検索されているものばかりなので、けっこうみんな知りたがっていることなんじゃないでしょうか?