ダイムラーとメルセデスの違い

-　詳しい解説　-

ダイムラー（Daimler AG）とは世界的な自動車のメーカーで、特にトラックの販売では世界最大である。子会社に三菱ふそうトラック・バスなどがある。ダイムラーは1926年にベンツ社と合併し、社名をダイムラー・ベンツに変更した。そして1998年にはアメリカの自動車メーカーのクライスラーと合併し、社名がダイムラー・クライスラー・アーゲーとなったが、2007年には関係を解消し元のダイムラーに戻った。ダイムラーの乗用車はメルセデス・ベンツやスマート、マイバッハなどのブランドで販売されている。

メルセデスとはメルセデス・ベンツの略で、ダイムラー・ベンツ社が始めた自動車のブランドである。その後のクライスラーとの合併によってもメルセデス・ベンツのブランドは変わらず、乗用車と商用車を製産した。日本ではメルセデス・ベンツは高級車ブランドのイメージだが、これは日本の輸入元のマーケティングによるもので、世界的には高級車のみならず大衆車やバスやバン、トラックなどの商用車も幅広く取り扱っている。