赤外線と遠赤外線の違い

赤外線と遠赤外線の違い

- 概要 -

赤外線とは可視光線の赤色よりも波長が長く、光のスペクトルで赤色の外側にあり、人間の目には見ることのできない不可視光線である。これに対して遠赤外線には暖める性質があるが、熱ではない。遠赤外線は電波であり、有機物に吸収されやすく、吸収されると熱に変わる。

- 詳しい解説 -

赤外線とは可視光線の赤色よりも波長が長く、光のスペクトルで赤色の外側にあり、人間の目には見ることのできない不可視光線である。

波長によって近赤外線、中赤外線、遠赤外線に分けられるが、その波長の区分は学会によって異なっている。例えば近赤外線の波長は、赤外線の中では最も赤色の可視光線に近く、その性質も可視光線に近い。近赤外線は赤外線通信やテレビなどのリモコン、また赤外線カメラなどに利用される。

これに対して遠赤外線とは、波長が4?1000マイクロメートルの電磁波である。赤外線の中では光のスペクトルでは赤色からより離れたところにあり、最も電波に近い性質を持っている。遠赤外線には暖める性質があるが、熱ではない。遠赤外線は電波であり、有機物に吸収されやすく、吸収されると熱に変わる。熱との違いは、熱は物質の表面を暖めるのに対して、遠赤外線は物質の内部を暖める点である。このため、遠赤外線は暖房、乾燥、保温のために医療器具や調理器具などに用いられる。

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