生命保険と損害保険の違い

-　詳しい解説　-

生命保険は人の生死やケガや病気による損失を保障するための保険である。また、病気やケガ、死亡、高齢などにより一定の収入が得られなくなったときの経済的負担に備えるものである。
生命保険の種類には主に３つある。一つは死亡保障で、事故や病気、災害等、原因が何であれ死亡した場合に死亡保険金が受け取れる。これは遺族の生活費などに対する備えである。二つ目は医療保障で、病気やケガによる入院費や手術費に対する保険である。三つ目が老後保障で、これは老後の生活費などに対する保険である。

一方、損害保険とは物や財産を対象とした保険である。偶然の事故や災害によって生じた損害に対して支払われるので、例えば事故や災害で亡くなった場合は保険金が支払われるが、病死の場合には保険金は支払われない。
通常、生命保険と違い、実際の損害額が保険金として支払われる。
損害保険には、自動車保険や火災保険、傷害保険、賠償責任保険などのノンマリン分野と海上保険のマリン分野がある。