炭と灰の違い

炭と灰の違い

- 概要 -

炭は、木に火をつけ炎が立たない程度に酸素を供給し、約1200度の高温で蒸し焼きの状態で作られる。灰は、木に火をつけ、何らかの制限を加えることなく酸素をどんどん供給していくと、やがて燃え尽きて最後に粉っぽいものが残る。

- 詳しい解説 -

炭と灰は、ものを燃やした時に残るものであるが、ここでは木を燃やした場合で説明していくことにする。

炭は、木に火をつけ炎が立たない程度に酸素を供給し、約1200度の高温で蒸し焼きの状態で作られる。この方法により、木の水分などはガスとして蒸発し、残ったものは炭素として結合する。こうして出来上がるものが炭である。この炭焼き技術は高度な技術であり、技術を習得するまでには10年かかると言われている。木炭でも最高級のものとして備長炭(紀州=和歌山)が知られている。

灰は、木に火をつけ、何らかの制限を加えることなく酸素をどんどん供給していくと、やがて燃え尽きて最後に粉っぽいものが残る。これは、木の中にある水や二酸化炭素は完全に蒸発するが、無機質や微量に含まれている金属元素などは燃えることなく残るのである。灰は有益なものであり、山菜のあく取りなどの料理や、肥料などさまざまな場面で使われている。

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