砂肝とハツの違い

砂肝とハツの違い

- 概要 -

砂肝とは鶏の砂嚢(さのう)と呼ばれる消化器系の器官の一つである。関西では砂ずりとも呼ばれる。一方、ハツは焼き肉や焼き鳥の食材として使用される牛や鶏、豚の心臓のことである。

- 詳しい解説 -

砂肝は分厚い筋肉から袋状の器官で、食べたものをすりつぶす機能を持つ。日本では鶏の砂肝を焼き鳥などで食べるのが一般的だが、世界各国で様々な料理にして食べられる。また鶏のみならず、七面鳥、アヒル、エミューなどの砂肝が食用にされる。西洋料理の一つで、鶏肉や鳥類の内臓を使ったジブレッツ料理などでも用いられる他、煮込み料理やサラダなどに用いられることが多い。

一方、ハツは焼き肉や焼き鳥の食材として使用される牛や鶏、豚の心臓のことである。英語のHearts(ハート)が語源である。ココロとも呼ばれる。特に牛のハツは焼き肉店では人気であり、脂肪が少なくあっさりとして淡白な味わいである。ビタミンBを豊富に含み、心筋なので歯ごたえも良い。
砂肝と同じく世界各国で食用にされており、南米では牛のハツなどを串焼きにしたアンティクーチョと呼ばれる料理が屋台などで売られている。

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