シラミとダニの違い

シラミとダニの違い

- 概要 -

シラミは動物や人間の血液や体液を吸う吸血害虫である。現在世界中で約1000種が知られ、未知の種も多いと言われている。これに対してダニは種類が非常に多く、全世界で約2万種とも言われる。一部は人畜に有害であるものの、その多くは無害で、中にはササラダニのように土壌で分解者の役割を担うなど重要な働きをするものもある。

- 詳しい解説 -

シラミとはシラミ目の昆虫の総称。シラミの多くは体長が約数mm以下と微小で扁平であり、頭部や胸部が小さく腹部が大きい。口は吸血のために変形している。見た目は半透明である。人間と関わりの深いシラミにはアタマジラミ、コロモジラミとケジラミがある。アタマジラミは頭髪に寄生し、コロモジラミは衣服に、ケジラミは陰毛に寄生する。シラミに吸血されると激しい痒みを生じる。

これに対してダニは節足動物門蛛形(ちゅけい)綱ダニ目の動物の総称である。有害なものとしては大型で吸血性のマダニなどがいる。またコナダニのように小麦粉や乾物に繁殖するもの、ハウスダストなどに生息してアレルゲンとなるものなどがある。

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