所得税と地方税の違い
- 概要 -
所得税とは、個人の所得に対して課税される税金である。所得税は国に対して納める国税の一つで、管轄は税務署である。地方税は地方行政が課税する税金である。都道府県民税や個人市民税などがある。所得税が納税する年の所得に対して課税されるのに対して、住民税は前年の所得に対して課税される。
- 詳しい解説 -
所得税には所得の額が大きいほど課税率も高くなる累進課税率が適用される。サラリーマンや公務員の場合、源泉徴収によってあらかじめ予想される税金額を給料から月々天引きされ、年末にその過不足分を計算する年末調整が行われる。
地方税は所得税と同じく、納税者が負担し、直接納める義務のある直接税としては、都道府県民税や個人市民税などがある。この二つは住民税と呼ばれ、市町村に一括して納税する。住民税も、個人の所得に対して課税されるという点は同じで、通常、給料から天引きされるが、所得税が納税する年の所得に対して課税されるのに対して、住民税は前年の所得に対して課税される。
地方税には税金の使い途が明確にされている目的税とそうではない普通税がある。普通税は住民税の他に、事業税や自動車税、また不動産取得税や自動車取得税などがある。
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