蒸気と湯気の違い

蒸気と湯気の違い

- 概要 -

蒸気とは物質が液体から蒸発して気体になった状態のことをさす。主に水蒸気のことをさし、この場合水が気化した状態のことをさす。水蒸気は無色の気体であり、目に見ることはできない。一方、湯気とは水蒸気が冷えて凝結し、細かな水滴となって白く見えることである。

- 詳しい解説 -

雲や霧などは水蒸気を含む気体と水滴の混じった状態であり、水滴のために白く見える。また飽和水蒸気量に対する水蒸気量は湿度として表される。水蒸気はしばしば蒸し料理や蒸し風呂などに利用されている。また圧力鍋などは、密閉した鍋の中で蒸気を発生させることで鍋の中の圧力をあげ、それによって沸騰温度をあげる仕組みになっている。

やかんなどで湯を沸かし湯気の様子を観察すると、湯気が出ている口の近くでは透明に見え、この透明部分が水蒸気で、白く見える部分が湯気である。湯気は雲や霧と同様、湯気は冷えて凝結した水滴と水蒸気の混相である。また、温泉から立ち上る水蒸気が空気中で冷やされ、湯気となって煙のように白く見える様子を湯煙という。

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