塾と予備校の違い

-　詳しい解説　-

塾とは歴史的には学者や知識人が自宅に生徒を集めて教えたもので私塾とも呼ばれた。現在は主に、小中学校生または高校生を対象として学校外で強化の補修や進学準備などの学習指導を行う私設の学習塾をさす。進学を目的とした受験対策を行う学習塾は特に進学塾とも呼ばれる。

一方、予備校とは大学受験を始め、各種資格試験の合格のために知識や情報を提供する商業施設である。大学受験を目的とした受験予備校あるいは進学予備校の他、司法試験予備校や公務員試験予備校などもある。

大手の大学受験予備校には駿台予備校や河合塾、代々木ゼミナールなどがある。高度成長期からバブル期にかけては大学進学が一般化し、それに伴い一年浪人して予備校に通う人も増えた。しかし1990年後半以降、バブル経済の崩壊や少子化に伴い浪人生から現役生に重点が移ってきている。
塾に関しても、従来は小中学生が対象であったものが、現役高校生を対象とした定期テスト対策や大学受験対策を行う進学塾も増えている。