しもやけと水虫の違い
- 概要 -
しもやけ(霜焼け)とは、寒さのために血行が悪くなり、体の一部が冷えのために膨れて硬くなったり、痒くなったりすることである。一方、水虫とは白癬菌(はくせんきん)と呼ばれるカビが足に繁殖して起こる皮膚の病気である。
- 詳しい解説 -
しもやけ(霜焼け)は、血の巡りが悪くなることが原因で起きる炎症のため、血管の細い手足の指先や、耳たぶ、頬、鼻先といった肌が露出している部分に起きやすい。しもやけになると、ジンジンと痛がゆく熱い感じがする。またしもやけが乾燥すると皮膚の角質層の厚い部分に亀裂が生じ、ひどい場合では出血したりする。これははひびやあかぎれと呼ばれる。
水虫は足の指や裏に水疱ができたり、皮がはがれたりし、通常赤くなって痛痒さを伴う。正式には足白癬(あしはくせん)といい、人の毛や爪、角質に含まれるケラチンを栄養源とする白癬菌が足の皮膚の角質層に寄生することで起きる。手や体にも感染することがあるが、水虫の9割は足にできる。足が蒸れやすい革靴やブーツを長時間履いたり、足を不潔にしているとなりやすい。
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