指標と目標の違い

-　詳しい解説　-

指標とは物事の見当をつけたり、判断したりするための目印となるもののことである。

例えば、環境汚染など様々な環境条件を調べる際に特定の状況に対して敏感な性質をもつ生物を基準にして判断をする。この生物を指標生物と呼ぶ。

また経済指標とは各国の公的機関が発表する経済状況を示す要因を数値かしたデータのことである。経済指標には失業率や物価、金利の他、住宅価格など様々なものがある。これらを分析することで、経済の現状や動向を把握することができる。また、これらの経済指標は将来の株式相場の動きを予測する上でも非常に重要であり、特にアメリカの経済指標は世界中で注目されている。

一方、目標とは、あることを達成するために設けた目当てのことをいう。例えば、「フルマラソン完走を目標にしてトレーニングをする」などと使う。また、「攻撃目標を設定する」などという場合は、射撃などの的の意味である。たんに目印という意味もあり、「山頂の山小屋を目標に歩き続ける」などと使う。