死刑と終身刑の違い

-　詳しい解説　-

死刑と終身刑は、重犯罪を犯した者が受ける懲罰のことである。

死刑は、重犯罪を犯した被告が裁判による手続きを経て、改心や反省の見込みがない場合、懲罰として死刑を言い渡される。死刑が確定するとその瞬間から被告は死刑囚となり、法務大臣による認可を経て、死刑に処せられる。

終身刑は、日本は終身刑は導入されていないが、死ぬまで刑務所の中で一生を過ごす刑罰として認識されている。死刑制度を廃止した国々では終身刑を導入しており、死刑に変わる最高刑である。ただ、無期刑と終身刑がしばしば混同されて取りあげられている現状もある。無期刑は、国によっては仮釈放を認めているところと、有期刑のみ仮釈放を認めている国とさまざまである。

世界では死刑を廃止する流れにあり、日本でもしばしば死刑廃止について議論がなされるが、家族を殺された遺族は厳罰（死刑）を望む声が少なくない。