さつまいもと紫芋の違い

さつまいもと紫芋の違い

- 概要 -

紫芋とはサツマイモでも紫色の品種である。鹿児島や沖縄には古くからある種で、肉も紫色をしている。品種にはアヤムラサキなどがある。

- 詳しい解説 -

さつまいもは薩摩芋とも書く、ヒルガオ科の植物の一つである。別名甘藷(かんしょ)や唐芋(からいも)などとも呼ぶ。花はアサガオに似ている。
原産地は他のジャガイモなどと同様に南アメリカ、ペルー熱帯地域といわれる。日本には17世紀に中国、沖縄を経て渡来した。
1700年代前半、徳川吉宗の時代に蘭学者の青木昆陽(あおきこんよう)は薩摩藩より薩摩芋を取り寄せ江戸で研究を行い、救荒作物として普及させた。
さつまいもは食用の他、デンプンや芋焼酎などの原料にされる。品種としてはベニアズマや金時、コガネセンガンなどがある。

一方、紫芋とはサツマイモでも紫色の品種である。鹿児島や沖縄には古くからある種で、肉も紫色をしている。品種にはアヤムラサキなどがある。
赤ワインやブルーベリーにも含まれているポリフェノールの一種の紫色の色素アントシアニンが豊富に含まれている。アントシアニンには血圧を下げたり肝機能を改善する効果、目の健康を守ったり、免疫力の向上などの効果があると言われている。

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