サクラマスと鮭の違い
- 概要 -
サクラマスは降海型の魚である。幼魚期の2年間を河川で過ごしたあと、体長が約15cmになると海へ降りていき、約2年ほど海で回遊後、産卵のために河川に戻ってくる。鮭も降海型の魚である。河川で孵化後は河床で過ごし、お腹部分の栄養分をすべて吸収後は浮上し、海へ移動する。汽水域(海水と淡水の混じっている海の入り口付近)で体長が約8cmになるまで過ごしてから海へ移動する。
- 詳しい解説 -
サクラマスと鮭は、似た生態を持つ魚である。
サクラマスは、生物学上では、サケ目サケ科タイヘイヨウサケ属に区分される降海型の魚である。幼魚期の2年間を河川で過ごしたあと、体長が約15cmになると海へ降りていき、約2年ほど海で回遊後、産卵のために河川に戻ってくる。サクラマスの中でも河川にそのまま残るタイプは陸封型と呼ばれ、ヤマメと呼ばれている。サクラマスは冷水を好み、日本では東北地方以北ではオホーツク海付近を回遊し、中部地域以西では河川に残るタイプが多いとされる。
鮭は、生物学上では、サケ目サケ科サケ属に区分される降海型の魚である。河川で孵化後は河床で過ごし、お腹部分の栄養分をすべて吸収後は浮上し、海へ移動する。汽水域(海水と淡水の混じっている海の入り口付近)で体長が約8cmになるまで過ごしてから海へ移動する。2〜8年を海で過ごし、産卵のために生まれた河川に溯上して、産卵後、一生を終える。
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