魚と肉の違い
- 概要 -
魚に含まれる不飽和脂肪酸は動脈硬化などを防ぐ効果がある。肉の持つ脂肪は血液中の中性脂肪やコレステロールを増やす飽和脂肪酸を多く含んでいる。一般に魚の方が肉を食べるよりも健康的、あるいはカロリーが低いと思われているが、実際には肉の種類や部位、魚も種類によって様々である。
- 詳しい解説 -
魚と肉はともに動物性の食品であるが、含まれる栄養素に違いがある。
魚類は血液中の中性脂肪やコレステロールを減らすドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA)といった不飽和脂肪酸が多く含まれている。この魚に含まれる不飽和脂肪酸は動脈硬化などを防ぐ効果がある。魚の中でもマグロ類やサメ類、クジラ類には食物連鎖のためにメチル水銀が比較的高い濃度で含まれており、これらの魚の食べ過ぎは有害な水銀の過剰摂取につながる。
一方、肉類は良質のタンパク質を豊富に含み、スタミナをつけるには欠かせない食材である。またビタミンB2や鉄分を含んでいる。特に、豚肉はビタミンB1をとても多く含んでいる。肉の持つ脂肪は血液中の中性脂肪やコレステロールを増やす飽和脂肪酸を多く含んでいる。
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