ゴムとシリコンの違い
- 概要 -
ゴムは、天然ゴムと合成ゴムに分けられる。天然ゴムは、ゴムの木から採取される樹液から作られ、合成ゴムは文字通り人工的に作りだされたゴムの事を指す。シリコンは、ケイ石を原料とし、「耐寒性」「耐熱性」「絶縁性」「環境性」においてゴムより優れている特徴を持つ。
- 詳しい解説 -
ゴムとシリコンは、その製品に触れた時の感覚が似ているが、材質は異なるものである。
ゴムは、天然ゴムと合成ゴムに分けられる。天然ゴムは、ゴムの木から採取される樹液から作られており、「ポリイソプレン」という成分が主体となる。合成ゴムは、文字通り人工的に作りだされたゴムの事を指す。
シリコンは、ケイ石を原料とし、「ケイ素」がシリコンを構成する主成分である。
両者を比較すると、シリコンのほうが「耐寒性」「耐熱性」「絶縁性」「環境性」においてゴムより優れている特徴を持つ。この特徴を生かし、シリコンはさまざまな形に変えて使用されており、下着、日常生活用品、医療器具、工業製品、宇宙服などあらゆる場面で応用されている。例えば、絶縁性はゴムもその性質を持つが、電気に触れた際に熱くなるため、耐熱性をもつシリコンのほうが使われることが多くなる。
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