豪雨と雷雨の違い
- 概要 -
豪雨とは激しく大量に降る雨のことである。一方、雷雨とは英語でサンダーストームといい、雷鳴や電光を伴って降る雨のことである。
- 詳しい解説 -
豪雨とは激しく大量に降る雨のことである。日本の気象庁は同じく激しく大量に降る大雨と豪雨を使い分けており、特に過去の著しい災害に至った雨を豪雨と呼んでいる。したがって予報や警報においては使われない。
また局地的に短時間でひどい雨が降ることを集中豪雨やゲリラ豪雨という。2008年以降、頻繁に各地でゲリラ豪雨が起こり注目されるようになった。豪雨は前線や温帯低気圧、台風や寒冷渦の付近で起こる。
一方、雷雨を起こすのは積乱雲(せきらんうん)であり、地上で熱せられた上昇気流とともに大量の水蒸気が上昇し、高度が上がって飽和して多量の雨粒になる。さらに上空で雨粒が氷粒となり、上昇気流によって氷粒が衝突を繰り返す中で静電気を蓄積し雷の原因となる。こうして雷を伴い、成長した大粒の雨が降る。また雹(ひょう)や霰(あられ)が降ることもある。雷雨は集中豪雨になることが多い。
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