原子力安全委員会と原子力安全保安院の違い

原子力安全委員会と原子力安全保安院の違い

- 概要 -

原子力安全委員会は、1978年に原形となる委員会が発足し、原子力の研究・開発・利用のうち、安全の確保について企画・審議・決定を行なうことを主としていた。原子力安全保安院は、原子力の安全運用および生産から廃棄に至るまでのプロセスの管理だけではなく、電力、ガス、石油などの他の資源エネルギーの管理も行なっていた。

- 詳しい解説 -

原子力安全委員会と原子力安全保安院は、原子力を安全運用するための安全規制・監視を行なう機関であった。

原子力安全委員会は、1978年に原形となる委員会が発足し、原子力の研究・開発・利用のうち、安全の確保について企画・審議・決定を行なうことを主としていた。原子力を安全活用するための研究・調査を行なったり、管轄官庁や担当大臣に対して助言などを行なう役割を持っていたが、法的な力は持たなかった。

原子力安全保安院は、経済産業省の管轄下の資源エネルギー庁に属する機関であった。原子力の安全運用および生産から廃棄に至るまでのプロセスの管理だけではなく、電力、ガス、石油などの他の資源エネルギーの管理も行なっていた。これらのエネルギー産業に対して、安全規制や保安を行ない、必要に応じて立入検査、報告の要求、改善命令などを命ずる法的な力を持っていた。

これら2つの機関は、2012年9月に発足した「原子力規制庁」に組み込まれた。原子力規制庁は環境庁の外局にあたり、2011年3月に発生した東日本大震災の際に、福島第一原子力発電所の爆発後の関係当局の迷走や連携がうまくいっていない事から、一元化することを目的として設立されたものである。

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