警報と注意報の違い

-　詳しい解説　-

警報、あるいは気象警報大雨や大雪、強風などの気象状況によって重大な災害が起こるおそれがあるときに気象庁が発表する情報のことである。気象警報の他にも、地震や火山の噴火を警告する警報や、津波などの水害を警告する津波、高潮、波浪警報、洪水警報などの種類がある。
災害の危険性がさらに甚大であると予想されるときは、特別警報が発表される場合もある。
また、防災対応のときの混乱を避けるため、気象庁以外のものが警報を発することは禁止されている。

注意報、あるいは気象注意報とは警報と同じく、災害が起こるおそれがあるときに気象庁が発表する注意喚起の情報のことである。

警報、注意報ともに元になる予報の数値基準は地方によって異なる。これは、同じ条件でも地域によって危険度が異なるためである。
警報が出された場合、その解除も含めて、関係機関に伝達することが法律で義務づけられている。例えばNHKは気象警報を放送する義務を負っている。注意報に関しては法律では規定されていないが、警報に準ずるのが常である。