黒いこんにゃくと白いこんにゃくの違い

黒いこんにゃくと白いこんにゃくの違い

- 概要 -

元々、こんにゃくは生のこんにゃく芋をすりつぶして作るのが一般的であった。この製法では皮が入ってしまい、色が黒くなっていた。江戸時代に生のこんにゃくではなく、乾燥させたこんにゃくの精粉を利用したこんにゃくの製造法が発明された。この製法で作ったこんにゃくの色は白い。

- 詳しい解説 -

こんにゃくとはサトイモ科の植物で、この地下茎であるこんにゃく芋を加工して作った食べ物もこんにゃくという。一般に、黒いこんにゃくと白いこんにゃくがある。

黒いこんにゃくに慣れている地域では、白いこんにゃくはあまり好まれなかったため、生芋から作るこんにゃくに似せてアラメやヒジキなどの黒い海藻の粉末で黒く着色するようになった。現在では、昔ながらの製法で生芋から作られた黒いこんにゃくも見られるが、多くは白いこんにゃくを着色したものである。
また関西方面では黒いこんにゃくが一般的で、関東方面では白いこんにゃくの方が一般的である。ちなみに滋賀県の近江八幡の赤こんにゃくは、三二酸化鉄を加えて赤く着色してある。

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