グラタンとパエリアの違い

-　詳しい解説　-

グラタンはフランスのドーフィネ地方が発祥と言われるフランスの郷土料理から発展した家庭料理の一つである。本来はオーブンなどで料理の表面を多少焦がすように調理した料理は全てグラタンであり、デザート用のフルーツグラタンなども存在する。
日本で一般に知られているのは、グラタンの一つの種類であるベシャメルソースを用いたもので、洋食の定番料理となっている。
フランスではベシャメルソースを使ったものよりも、茹でたじゃがいもとグリュイエールチーズなどをオーブンで焼いたシンプルなグラタン・ドーフィノア（ドーフィネ地方のグラタン）が一般的である。

パエリアあるいはパエージャPaellaはスペインのバレンシア地方発祥の米料理である。バレンシア地方ではパエリア祭りも存在する。
パエリアは米と野菜、肉、魚介類などをパエリア鍋と呼ばれる専用のフライパンで炒め、水とサフランを加えて炊いて作る。南米では宅配ピザのように宅配パエリアが人気である。