筋肉と脂肪の違い
- 概要 -
筋肉とは動物や人間が持つ、収縮と弛緩によって体を動かせる運動器官の一つである。一方、脂肪とは一般に体内に蓄積された脂分のことであり、体脂肪と呼ぶ。体脂肪はエネルギー源になるだけでなく、細胞やホルモンの構成成分となり、体温を保つ、クッション材として体を守るといった重要な役割をする。
- 詳しい解説 -
筋肉が収縮することで発生する力を筋力と呼び、筋力は筋肉の断面積に比例して大きくなる。つまり、筋肉が太いほど大きな力が出る。また一般に動物の肉、食用の肉という場合の肉は筋肉のことである。筋肉の種類には、骨格や間接を動かす骨格筋、内臓筋に分けられ、内臓筋には舌、咽頭、食道、消化管、血管、心臓、などがある。
体脂肪には皮下脂肪や内臓脂肪だけでなく、血中の脂肪成分なども含まれる。一般に、「体に脂肪がついている」という場合の脂肪は皮下脂肪をさす。体脂肪が増えた状態を肥満という。近年、メタボ（メタボリックシンドローム）の危険性などが指摘されており、体脂肪率を測ることができる体脂肪計の普及もあいまって、単に皮下脂肪だけでなく、体脂肪そのものが関心をもたれている。
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