汽車と電車の違い
- 概要 -
汽車は、かつての列車の総称で、通常は「蒸気機関車」のことを指す。電車は、蒸気機関車にとって代わったもので、「電気」をエネルギー源として動くもので、レールと架線の両方から供給される電力を受け取りながら走る。
- 詳しい解説 -
汽車と電車は、レールの上を走る乗り物である。
汽車は、かつてにおける列車の総称で、通常は「蒸気機関車」のことを指す。蒸気機関車は、基本的に「熱」と「水」を動力として動くものである。蒸気機関車（先頭車両）には、火室があり、乗員により石炭が投入され、ボイラー部分にある水を沸騰させて、水蒸気を発生させる。この水蒸気を蒸気機関部でエネルギーに転換して、列車を動かすという仕組みである。
電車は、電車の上部についている「パンダグラフ」という接続部分で、架線からの電力を受け取っているが、パンダグラフが故障したり、架線が切れるとと電力の供給が途絶えるので、電車を動かせなくなる。
現在では、蒸気機関車は、操作技術を後世に伝える目的と、観光列車として、日本や世界各国で定期的に運行されている。
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