企業年金と基金の違い
- 概要 -
企業年金は、私企業が独自に設けている年金制度であり、ある一定期間以上勤務した社員に対して、社員が退職後に年金を支払うものである。基金は、「厚生年金基金制度」「確定給付企業年金制度」「確定拠出年金制度」「国民年金基金制度」が挙げられる。
- 詳しい解説 -
企業年金と基金は、死亡するまでの間、毎年定期的に給付される年金制度のことである。
企業年金は、大企業ほど事業規模が多く、財政に余裕があるため、企業年金を保有している所が多い。
近年では、定年退職者の増加、私企業の業績悪化により、独自の年金制度への拠出額が財政を圧迫するようになり、余力を失った企業が企業年金を廃止するところが相次いでいる。その代わり、確定給付企業年金制度や確定拠出年金制度などのように、現役中から、掛けておき、自らで資産運用した結果を退職後に受け取る、という制度を採用する企業がほとんどである。
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