議会と国会の違い

-　詳しい解説　-

議会とは、一般には有権者によって選挙で選ばれた議員で組織され、法律などを決定する合議制の機関である。このように選挙で選ばれた議員が代表して政治を行うことを代議制といい、日本をはじめ多くの国で採用されている。また通常、議会は法律を決める立法権の他に、予算審議権も持つ。
日本には国会や都道府県議会、市町村議会などがある。ただし一般的に、日本では国会に対して地方自治体のものを「議会」と読んで区別することが多い。

これに対して国会とは国の議会のことである。日本国憲法では「国権の最高機関」であり、「国の唯一の立法機関」と定められており、また「国民の代表機関」として位置づけられている。
国会議事堂は東京都千代田区永田町にあり、このため俗に、国会や国会議員をさして「永田町」と呼ぶことがある。
国会は衆議院と参議院から構成されており、衆議院議員480名と参議院議員242名により組織されている。また国会を補佐する組織として、それぞれに事務局と法制局がある。