関連会社と子会社の違い

-　詳しい解説　-

関連会社とは、ある会社が他の会社の株の20％から50％を所有する場合や、財務や営業、人事また事業方針に対して大きな影響力をもつ場合、この従属する側の会社のことをさす。時に、重要な契約などによって、継続的に事業に影響を与えられる場合は、持ち株が15％から20%未満でも関連会社となることがある。

一方、子会社とは親会社に従属し、その親会社によって実質的に支配されている会社のことをいう。例えばA会社がB会社の株の50％以上を所有している場合、B会社はA会社の子会社であり、A会社はB会社の親会社であるという。また、A会社の子会社であるB会社が別に子会社Cを持っている場合、この子会社C（いわゆる孫会社）もA会社の子会社であるとみなす。

またある親会社が複数の子会社や関連会社をもっているとき、この親会社を中心とする会社群をグループ会社と呼ぶ。昨今は、親会社から子会社や関連会社に出向することは、すなわち左遷を意味すると考えられている。