カナブンとコガネムシの違い
- 概要 -
カナブンとはコガネムシ科の昆虫で大型のハナムグリの一種である。大きさは25?30mm程度。一方、コガネムシも同じくコガネムシ科の昆虫である。大きさはカナブンより少し小さく、15?20mm程度である。コガネムシ科の昆虫を総称してカナブンと呼ぶことがあるが、正確にはコガネムシとカナブンは別ものである。
- 詳しい解説 -
カナブンは本州、四国、九州の雑木林や都会の公園などに広く生息するなじみ深い甲虫である。色は緑がかった銅色や赤銅色で、金属のような光沢をもつ。頭は四角く、背中が平べったい。また、カナブンは前羽を閉じて後羽を隙間から出してはばたいて飛び、足場がなくても着地できるなど、飛行能力に優れている。カナブンは夏場に見られ、日中に飛び回り、クヌギやコナラ、ヤナギなどの広葉樹の樹液を餌とする。
一方、コガネムシは北海道から九州にかけて見られ、なじみ深い。色は光沢のある美しい緑色である。前羽を開いたままの状態で後羽を使って飛ぶ。桜やクヌギなどの葉を食べる。
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