喀血(かっけつ)と吐血の違い

喀血(かっけつ)と吐血の違い

- 概要 -

喀血は肺や気管支などの呼吸器からの出血のことである。多くの場合、せきと一緒に喀血する。一方、吐血は食道や胃、十二指腸など消化器系の病気による出血のことをいい、しばしば食べ物のかすなどと一緒に吐く。

- 詳しい解説 -

喀血、吐血ともに口や鼻から血を吐くことであるが、出血の元や原因、血の色が異なる。

喀血は、血の色は鮮やかな赤紅色で、時に泡状をしている。食べ物のカスは混じっていない。

一方、吐血は、血の色は暗赤色や褐色であり、コーヒーのかすのような黒色ともいわれる。吐血を起こす原因で多いのが、胃潰瘍と十二指腸潰瘍である。時に、ストレスや解熱鎮痛剤の服用などによって起こる急性胃炎などでも吐血する場合がある。また、消化器からの出血は下に下がることもあり(下血)、黒いタールのような便として出てくることが多い。

いずれにしろ、少量の出血でも、後から大量に吐く場合もあるので、すぐに救急車を呼ぶなどして対処する必要がある。

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