会長と顧問の違い
- 概要 -
会長とは、一般に会社における社長よりも上位の役職である。しばしば社長を退いた者に与えられる役職である。ただし会社法で定義付けされた職ではないため、企業によってその位置づけや役割、責任の軽重が異なる場合が多い。一方顧問とは、企業などの組織の意思決定の権限を持たない栄誉職のことである。名誉顧問や相談役ともいう。通常、待遇は役員と同様である。
- 詳しい解説 -
○会長
例えば日常の業務執行を行うCOOとしての社長に対して、会社全体の指揮をとるCEOの役割を担う者を会長としたり、複数のグループ企業全体の長として会長を置く場合、また取締役を兼任する場合、代表取締役である場合など様々である。
日本の企業では、代表取締役や取締役といった会社法で定められた職位の他に、会長や社長、副社長や専務などといった職がある。この中で特に社長を退任した者が会長になり、さらには会長の後に顧問になるなどして、栄誉職を維持しながら会社の経営に強い影響力を持つことが多かった。しかしこのような企業体質は近年批判の対象にもなっており、顧問などの栄誉職を廃止する会社も出てきている。
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