怪談とホラーの違い

怪談とホラーの違い

- 概要 -

怪談とは化け物や幽霊に関する物語や、怖さや怪しさを感じさせるもの、人に恐怖を起こさせる物語をさす。ホラーも、同じく人に恐怖を起こさせる小説や映画などのジャンルの一つであるが、怪談が日本のものをさす場合が多いのに対し、ホラーは海外のものをさす場合が多い。

- 詳しい解説 -

怪談は時に日本古来のものを限定して呼ぶ場合もある。特に、お岩が夫の伊右衛門に殺され幽霊になって復讐を果たす四谷怪談、お菊の亡霊が皿を数える皿屋敷、女の亡霊と男の物語である牡丹灯籠は、合わせて三大怪談と呼ばれる。
日本では怖い話を聞いてぞっとできるということで、怪談は夏の風物詩とされている。また小泉八雲、ラフカディオ・ハーンの「怪談Kwaidan」により日本の怪談が世界に広まった。また、怪談を話す会のスタイルとしては百の怪談話をすると本物の妖怪が現れるといわれる百物語が有名である。

ホラーのテーマは霊や化け物、神、悪魔などの超常現象を扱ったものから、猟奇殺人などのサスペンスに近いものまである。ホラーは得体の知れないものが襲ってくる恐怖を描いたものである。

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