海水魚と淡水魚の違い
- 概要 -
海水魚は広い海域を自らに適した環境に合わせて移動して生活するので、通常、環境への適応性は低い。淡水魚は、海水魚と異なり限られた河川などの環境で生活するため、通常、環境への適応能力が高く、水槽などでも飼いやすい。
- 詳しい解説 -
海水魚とは海水中で生活する魚類の総称である。一生、あるいは一生の大半を海水域で生息する魚についていう。魚類全体のうちで半数以上が海水魚である。特に日本列島の周辺は、特に太平洋の親潮と黒潮の二つの海流により、非常に多くの海水魚がみられる。
淡水魚の中には河口などの淡水と海水が混じる塩分濃度の低い汽水（きすい）で暮らす魚、あるいは川と海を行き来する魚、また一生の一時期を海水、または淡水で暮らすために移動する魚などがいる。
特に川に生息する魚は川魚とも呼ばれる。地球上の河川や湖、沼といった陸地上の水は地球全体に存在する水のうちのほんのわずかにも関わらず、淡水魚は魚類全体の４割以上を占めている。グッピーなどの熱帯魚などの観賞魚の多くが淡水魚である。
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