ガーゼと包帯の違い
- 概要 -
ガーゼとは織り目の粗い平織りの綿布で、細いコットンを漂白したもので作られている。薄手で柔らかく、通気性に富み、また吸湿性にも富むのが特徴である。一方包帯とは傷口などを保護するために巻くガーゼや晒木綿(さらしもめん)などで作った細長い帯状の布のことである。
- 詳しい解説 -
ガーゼの語源は、パレスチナのガザ産のものが用いられたことが元になっているという説や、アラビア語やペルシア語の「生糸」という言葉が元であるという説など諸説ある。肌着や乳児のための洋服や産着(うぶぎ)、ハンカチや寝具などにも用いられる。最近では手触りが良いことから大人向けのシャツなどにもガーゼ地のものが出回っている。その他、消毒したものは医療用に用いられる。特に滅菌ガーゼは手術時に血液を吸収するために用いられる。
包帯には伸縮性のあるもの、ないもの、円柱上に巻いた巻軸帯や三角形の三角巾など様々な種類がある。救急絆創膏も広義では包帯の一種といえる。
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