温泉と銭湯の違い
- 概要 -
温泉は、天然源泉を地下からくみ上げているもので、地域により硫黄分、鉄分、塩分など泉質が異なる。銭湯は、お湯をボイラーで沸かして入浴剤などを入れたもので、近所のお風呂屋さんという感覚である。
- 詳しい解説 -
温泉と銭湯は、公共浴場であるが、泉質など根本的に異なる。
温泉は、マグマの熱によって地下水が温められ、さらに土壌中の成分が沁み込んで湧き出たものが源泉である。活火山の近くにほとんどの温泉が集中しており、活火山活動の産物でもある。奈良時代頃から湯治の文化が育まれてきている。近年では温泉数が急増し、源泉が枯渇する問題が出てきている。
かつては各家庭にお風呂が無い時代は、小銭とお風呂道具を持って近所の銭湯へ、お風呂に入りに行っていた。やがて各家庭にお風呂が普及するに伴い、また、ボイラーの燃料費や水回りなどの維持費が高く、閉店する銭湯が後を絶たない。それでも1人暮らしの近所のお年寄りには、銭湯は楽しみの1つでもある。
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