オットセイとトドの違い
- 概要 -
オットセイとはアシカ科のほ乳類で、キタオットセイとミナミオットセイの総称である。キタオットセイは北太平洋に生息し、ミナミオットセイはアフリカ南岸やオーストラリア南岸などに生息する。オットセイは体長はオスが2メートル、メスが1メートル近い。これに対してトドは北太平洋、オホーツク海、日本海、ベーリングかいなどの見られる。体長は最大で3メートル以上。
- 詳しい解説 -
オットセイは一匹のオスが複数のメスを独占し一夫多妻の集団のハーレムを海岸沿いに作り、戦いに負けたオス同士が集まって内陸の不便な場所に集まって生活する。
これに対してトドとはアシカ科トド属のほ乳類である。体長は最大で3メートル以上、オスは体重が1トンを越え、メスで300キロ以上と、アシカ科では最も大きい。上半身が肥大化する特徴がある。オットセイと同じく一夫多妻の集団のハーレムを形成する。トドは網にかかった漁獲物を奪ったり漁具を破壊することから、日本では漁業関係者には「海のギャング」と見られ、有害鳥獣の一つと考えられている。また北海道ではトドの肉を使ったトドカレーが土産ものとして人気がある。
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