ウイルスと細菌の違い

ウイルスと細菌の違い

- 概要 -

ウィルスとは他の生物の細胞を利用してDNAかRNAいずれかの核酸とタンパク質からなり、細胞を持たない病原体のことである。単独では複製できず、他の生物の細胞を利用して自己を複製する。これに対して細菌とは、細胞膜をもつ原核生物、つまり原核細胞(げんかくさいぼう)を持つ単細胞の微生物のことである。

- 詳しい解説 -

ウィルスは20?300ナノメートルと微細なため、細菌濾過器(ろかき)も通過してしまう。遺伝子は持っているが、細胞を持たないため、生物と非生物の間と考えられている。

またウィルスは自らエネルギーを生産せず、宿主のエネルギーを利用する。さらに多細胞生物においては、細胞がウィルスに感染した場合、自ら細胞周期を停止させたり、細胞傷害性T細胞(いわゆるキラーT細胞)を活性化し、自らの細胞を殺すアポトーシスを起こすことも知られている。

これに対して細菌は、ウィルスと異なり光学顕微鏡で見ることができる。真正細菌とも呼ばれる。病原菌として人体に悪影響を及ぼすものだけでなく、ビフィズス菌などで知られる腸内細菌や、納豆菌などの発酵細菌など人間に有用なものもある。

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