胃腸炎とノロウィルスの違い
- 概要 -
胃腸炎とは、胃や小腸などの消化管が炎症を起こす疾患のことである。嘔吐(おうと)や下痢、腹痛や腹部の痙攣(けいれん)などの症状がある。胃腸炎の原因には大腸菌、カンピロバクターなどの細菌やウィルスやが挙げられる。ノロウィルスはこのように胃腸炎を引き起こすウィルスのことで、カキやアサリ、シジミなどを食べたときに食中毒を起こすと言われている。
- 詳しい解説 -
胃腸炎の原因となる細菌の大腸菌やサルモネラ菌など、細菌に感染した食べ物を口にした場合に食中毒になるリスクが上がる。生肉や家禽、海鮮類のほか、卵やソフトチーズなどが原因となる。
さらに胃腸炎の原因となるウィルスにはロタウィルスやノロウィルスがある。小児の胃腸炎の原因ではロタウィルスが最も多い。
アメリカなどでは成人の胃腸炎の主要な原因はノロウィルスである。特に、病院や学校、養護施設などにおける集団感染は世界各地で散発している。ノロウィルスには有効な抗ウィルス薬は存在せず、対処法としてはこまめに水分補給を行うことが肝心である。
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