あらいとたたきの違い

あらいとたたきの違い

- 概要 -

あらいとは洗いや洗魚と書き、刺身の一種であり、魚を薄いそぎ切りや糸作りなどにして、冷水や氷水にくぐらせて身を引き締めて食べる調理法である。一方たたきとは魚や肉を包丁でたたいて細かくして食べる調理法である。またたたきにはカツオなどをブロック状に切り、火の上にかざして軽くあぶったものもたたきと呼ぶ。

- 詳しい解説 -

あらいは冷水で身を洗ってちぢらせることで、脂身が落ちてさっぱりとし、また弾力のある食感となる。夏に食べられる。新鮮なコイやスズキ、クロダイ、メジナ、カレイなど少し癖のある味の魚が良いとされる。氷鉢に入れて出されることが多く、からし酢みそやからし醤油、梅醤油などで食べる。

一方たたきとは魚や肉を包丁でたたいて細かくして食べる調理法である。アジやマグロ、イサキやトビウオ、イワシなどが用いられる。ネギや生姜、シソ、ニンニクや味噌などをのせ、混ぜながら叩く。切り刻むときや食べるときに醤油をたらす。特に味噌を混ぜて粘り気が出るまでたたいたものを「なめろう」といい、千葉の名物である。

またたたきにはカツオなどをブロック状に切り、火の上にかざして軽くあぶったものもたたきと呼ぶ。カツオ以外にもサケやマグロが用いられる場合もある。薬味と二杯酢で食べる。土佐作りとも呼ばれる。

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