アマガエルとヒキガエルの違い
- 概要 -
アマガエルは雨蛙と書くように雨を察知することができる。雨が降りそうになると、繁殖期でなくとも大合唱で鳴く。これはレインコール、雨鳴きと呼ばれる。また体の色を変化させることができ、普段は緑色だが、土の上などにいる場合は茶色になる。ヒキガエルは他のカエルと違いはねることはできず、のそのそと歩く。ガマの油売りで知られるガマもヒキガエルのことをさす。
- 詳しい解説 -
アマガエルとは正式にはニホンアマガエルのことで、日本で最も身近にいるカエルである。主に水田の近く、水辺の植物の上や森林に生息しており、春から秋にかけて活動し、冬は冬眠する。また体の色を変化させることができ、普段は緑色だが、土の上などにいる場合は茶色になる。
ヒキガエルは別名ガマガエルと呼ばれる。色は茶色や黄土色、あるいは赤褐色など。農耕地や公園、民家の庭などに広く生息している。ヒキガエルは毒をもっており、これで天敵から身を守る。漢方ではこれを乾燥させて生薬として用いる。江戸時代以来、ヒキガエルの妖術をつかう自来也が活躍する歌舞伎や絵物語が人気である。
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