cdの平均寿命・最高寿命

「ＣＤ」は、「コンパクトディスク」の略語。人間がデジタル方式を使用して、初めて生み出した記録媒体なんだ。今ではデータそのものをインターネットでやりとりしたり、ダウンロードしたりする機会が増えたから手にする機会は減ってきているよね。

ＣＤは、赤外線レーザーを使って記録された情報を読み取り、データを再生するんだ。オランダのフィリップス社と、日本のメーカー・ソニーが共同開発して生まれたんだよ。

このＣＤが誕生する直前、フィリップスとソニーは「記録時間」のことで意見が対立したそうだよ。フィリップスは「60分入ればいい」、ソニーは「74分の容量を入れたい」と意見がまっぷたつに割れたんだ。この時間を決定するにあたって、彼らが参考にしたのはベートーベンだ。ソニーはベートーベンの第九をはじめとして、有名なクラシック音楽を収めるなら74分が必要だ」と主張したんだ。ちなみに、この意見に賛同し、後押ししたのが有名な指揮者・カラヤンなんだよ。