フナの平均寿命・最高寿命

フナは昔から日本に生息している、馴染み深い魚だ。和歌や童謡に登場することも多いけれど、フナが登場するなかでも一番有名なのが『ふるさと』という歌だろう。「小鮒（こぶな）釣りし　かの川」というフレーズを、口にしたことがある人も多いはずだよ。

フナは、日本では「鮒寿司」として食べられているよね。滋賀県の郷土料理として有名だけど、独特の匂いがあるから苦手だという人もたくさんいるそうだよ。これ以外にもいろんな食べられ方をしているけれど、今ではその泥臭さのせいや、フナ自体の数が減ってきてしまっていることから、食べられる機会は減ってしまったんだ。

そして、フナには「チアミナーゼ」という成分が多く含まれていることが研究でわかってきた。チアミナーゼはビタミンＢ1という人間の体にとって大事な栄養を壊してしまう働きを持っているから、あんまりフナばかり食べすぎると、体が曲がっちゃうことがあるんだって！ただし、あくまで「食べすぎたら」だから、普通に食べるぶんには大丈夫だよ。