クマノミの平均寿命・最高寿命

クマノミは、アニメ映画『ファインディング・ニモ』で有名になった動物だよね。オレンジの体に白と黒の模様が、なんとも活動的な印象を残すよね。

実はクマノミは、生まれた後に性転換することでも知られているよ。群れで生活しているクマノミなんだけど、その中でもっとも大きいクマノミがメスに、そして二番目に大きなクマノミがオスになる。つまりこの2匹だけがカップルになるんだ。群れの他のクマノミは、繁殖自体をしないんだよ。

じゃあ、もしもメスが死んじゃったらどうなるのかな？
なんと、オスの役をしていたクマノミがメスに転じるんだ。そして三番目に体が大きかったクマノミが繰り上がりでオスになるんだよ。

クマノミは、変わった子育てをするよ。
彼らはイソギンチャクのまわりに棲んでいるんだ。このクマノミが棲むイソギンチャクは「ハタゴイソギンチャク」と言われる種類のものなんだけど、そこに棲み着いているのには理由があるんだ。このイソギンチャクには毒があるから、外敵から子どものクマノミを守ってくれるんだよ（クマノミは免疫があるからイソギンチャクに触れても大丈夫）。

ちなみにメスが産卵を行った後は、オスが卵の世話をするんだ。メスは、外敵が近付いてくるのを防ぐ役目だよ。