サイの平均寿命・最高寿命

サイには、アフリカ大陸にシロサイとクロサイがいるんだ。そして、インドや東南アジアにインドサイが生息している。サイの特徴は、ぶ厚い体の皮膚だ。そして、毛の束が変化したツノを持っているんだ。

クロサイとシロサイは、何が違うかわかるかい？
実は、口の形が全然違うんだ。シロサイは口の形が幅広になっていて、数字の「一」みたいな形をしている。でもクロサイは、口先がとんがっているんだ。これは、普段口にしている食べ物に違いがあるからなんだ。

シロサイは、背丈の低い草を食べている。草刈り機みたいに、地面に生えている草をむしって食べていくんだ。その一方、クロサイは木の葉を好むんだ。木の枝を口で引っ張りよせて葉っぱを食べるんだけど、枝をくわえやすいように口の先がとがっている。

ちなみにクロサイとシロサイには、共通点もある。
鳥に好かれるということだ。サイの背中や頭に鳥がとまっている光景が、現地で何度も目撃されているよ。実は彼らは共存関係にあるんだ。鳥のウシツツキは、サイの体にくっついた寄生虫を食べるんだ。また、アマサギはサイが歩いたり砂浴びをしたりした時に、驚いて飛び出してくる昆虫を捕食するよ。

サイは鳥を体の上にとまらせる代わりに、彼らを危険察知のサイレン代わりに使っているよ。何か危険が迫れば、鳥は慌ててサイから飛び立つ。目の悪いサイには、とても役立つ存在なんだ。