カモノハシの平均寿命・最高寿命

カモノハシには、変わった特徴があるよ。
まず、哺乳類は基本的に、おしっことフンは別の場所からそれぞれ排泄するよね。だけどカモノハシは同じ場所から排泄をするんだ。

もうひとつの特徴は、子どもを卵で産むという点。これは、他の哺乳類にはない特徴なんだ。これは、カモノハシに胎盤がないからなんだよ。そしてカモノハシは土手に巣穴を作って、1〜3個の卵を産む。だけどカモノハシには乳首がないんだ。だから、お腹に持っている乳腺からしみだしてきた母乳を、赤ちゃんはなめて成長するんだよ。

カモノハシは、後ろ足のかかとに「けづめ」と呼ばれるツメを隠し持っている。普段はこれを隠しているけれど、メスをめぐって他のオスと戦う時にはこれを利用するんだ。なんと、このツメからは毒が出てくるよ。小さい動物ならば殺せるくらいの毒なんだけど、オス同士でケンカする時にしか使わないんだ。

水中のカモノハシは何を使ってエサを探すと思う？実は、くちばしを使うんだ。カモノハシのくちばしは、電気をとらえることができるんだよ。生物が出す生体電流を、このくちばしで感じ取るんだ。一瞬で、くちばしに触れたものが何かわかるんだよ。なお、彼らは歯を持っていない。でも、口の奥にある板状の骨で、食べ物をすり潰して飲み込むんだ。